院長の知恵袋

レオナルド・ダ・ヴィンチ

  • 2014.6.12

 「モナリザ」「最後の晩餐」「受胎告知」は誰もが知っている名画であり、これらを描いたレオナルド・ダ・ヴィンチもまた誰もが知っているほど有名です。

 ダ・ヴィンチはイタリアのルネッサンス期を代表する芸術家であり、ミケランジェロ、ラファエロとともにルネッサンスの三大巨匠と呼ばれています。

 ダ・ヴィンチは本業は画家でありましたが、その才能はそれだけにとどまらず、科学、建築、天文学、数学など多岐にわたり「万能の天才」と称されました。

 そして、医学にもダ・ヴィンチはその足跡を残しています。そのきっかけは、内部を知ることにより、絵をより真実に近づけるという目的から、動物の解剖を行い、さらに人体の解剖に立ち会ったことで、そこから多数の精密な人体解剖図を作成しています。しかし残念ながら、それらの解剖図は200年以上公開されなかったので、ヨーロッパの医学史に与えた影響はそれほど大きくなかったようです。

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