院長の知恵袋
スタスティックストレッチ
- 2014.7.4
スタティックストレッチは静的ストレッチで一般的に知られているストレッチはこれに当たります。
スタティックストレッチ目的とする筋肉をゆっくりと伸ばし、筋肉が痛みを感じる手前、緊張を感じるポイントまで伸ばします。そこまでもっていって適当な時間その姿勢をキープします。この時間は20秒とするところが多いですが、問題は秒数ではなく筋肉がリラックスしスーッと伸びていく感覚を得るところまでやるということにあります。また、この時は筋肉が緊張しないように呼吸を止めずに行うことが大事です。
そして、注意しておきたいのは「代償行為」です。例えば地面に両脚を伸ばす形でで座り上体を前に倒すと大腿後面にあるハムストリングスという筋肉が伸ばされます。しかし、ハムストリングスが柔軟でなければ状態を倒す力を逃がすためにつま先が外側に開くという代償動作が起こるのです。ですからストレッチをする時は目的の筋肉を意識して代償動作が起こらないように正しいフォームを行うこともしくは正しいフォームを崩す程の負荷をかけないというのが大事になります。
また、人は大なり小なり左右差があり筋力や柔軟性においてもそれが当てはまります。この左右差は運動能力に影響を与えるのでストレッチの際は左右均等をできるだけ心がけることが必要です。