院長の知恵袋

徳川家康

  • 2014.6.14

 戦国時代は、ドラマ・小説・漫画などではよく題材にされるほど人気のある時代です。そして、その時代に生きた武将の中でも最も有名な武将の一人が徳川家康です。

 戦国武将にとって、健康管理は己の覇業を達成するための重要な要素で、徳川家康は特に気を遣っていた、というよりも、健康オタクといっていい程でした。

 家康は若いころから、乗馬・水泳・鷹狩りなどを行い体力維持を欠かさなかっただけでなく、あらゆる節制、摂生を自らに課し美食、暴飲暴食を避け、常に質素な食事を心がけており、「生命は食なり、人は呑喰者が大事」と侍医達に向かって語るほどでした。

 死因となったと言われる鯛の天ぷらは、生涯を粗衣粗食を貫いた家康にとっては、最初で最後の贅沢であったかもしれません。

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