院長の知恵袋

心電図検査

  • 2014.6.29

 心電図検査は、法定健康診断である定期健康診断でも検査項目としている検査で、ほとんどの人にとっては馴染み深い検査であります。しかし、心電図検査といっても方法は何種類もあるですが、最も一般的なのは定期健康診断でも行われている、両手首、両足首、胸部に6ヵ所の電極を取り付けて心臓の活動電流を計測する12誘導心電図検査でしょう。

 心電図とは、血液を循環させるために心臓が拡張と収縮を繰り返すのですが、この時に発生する微弱な活動電流の時間的変化をグラフとして記録したものです。そして、心電図によって何がわかるかというと、心臓の拡張と収縮は正常に行われているか、心臓の筋肉に血液を送っている冠状動脈は滞りなく流れているか、等がわかります。

 これにより、不整脈、心肥大、狭心症、心筋梗塞等の心臓病を発見することが出来たりするのですが、心臓に異常があれば必ず心電図でわかると言う訳ではないので注意が必要です。

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